こんにちは。
タイトルから力が抜けるような感じでごめんなさい。
冬にキャンプをする時に、持っていきたいものの一つにカイロがあります。
服の中に入れたり、シュラフに入れたりと意外と活躍してくれるカイロですが、今回はそのカイロについてご紹介していきますね。
使い捨てカイロの巻
普段あまりカイロを使わない、という方でもこれなら知っているというほどメジャーなカイロ。
コスパもよく、コンビニなどでも購入できるし、手軽に使えるし、とても便利なカイロと言えます。
(貼らないっ!て駄々こねているよう)
みなさん、このカイロの正しい使い方、知っていますか?
これ、
振ったりしていませんか?(あるいは揉んだりとか)
このタイプのカイロの中には、鉄粉・水・活性炭・木粉・塩類が入っています。
鉄粉は、空気中の酸素と反応してさびる(酸化鉄)ことで熱を発生し、水はさびる速度を速めまるために入っているんですね。
活性炭はカイロに空気を取り込んで酸素の供給を促します。
外袋はカイロ専用の設計仕様で空気の侵入を防いでいます。なので、外袋をけるとカイロの中の鉄粉が空気(酸素)と化学反応を起こし熱を発生するというわけです。
上記を読んでいただいたらわかると思いますが、振ったからといって熱が発生するわけではないんですよ!お母さん!
ちなみに
袋の成分の表示の中に「バーミキュライト」という文字を見かけることがありますが、あれは人口用土で、一般的には観葉植物の保水土です。
このバーミキュライトが水分を取り込んでいるので、保水剤の役目をしてます。
使い捨てカイロのデメリット
水分を吸収して発熱する使いすてカイロですが、冬山のキャンプなどで外気温が氷点下になると空気中の水分も凍ってしまうので化学反応が起きにくくなります。ということは、
寒いから使いたいのに、温かくなりにくい
ということになるんですね。うーん、ちょっと残念。
オイル式カイロの巻
1923年に「ハクキンカイロ」が登場しました。90年以上!?も前から使われているこのカイロ、現在でも形や機能などほとんど変わらず現在も生産は続いています。
(私はずっとハッキンカイロと思っていた)
オイル式カイロは燃料を直接燃やしているわけではなく、ベンジンの気化ガスが白金(プラチナ)と接触するとによる発する熱で温かくなります。
Zippoタイプは、ハクキンカイロのOEMです。
使える燃料は
・カイロ用ベンジン
・Zippoオイル
・ホワイトガソリン
です。ホワイトガソリンならランタンなどで使用する人も多いので、併用で使えますね。
オイル式のカイロのデメリット
オイル式カイロは、中に詰まっている中綿に燃料を注入するのですが、やはりバーナーなどはメンテナンスも必要ですし、劣化が進めば交換をしなければなりません。
値段もカイロとひとくくりで言ってしまえばちょっと高め。
でも、これはメンテをきちんとすれば、一生使えるものですから、そう思えばそんなに高い買い物ではないかもしれませんね。
また、これをもって飛行機に乗ることはできません。ひとしくん人形同様、ボッシュートになります。
どうしても持ち込みたい場合は、中綿を抜き、中を空っぽにした状態で持っていきましょう。中綿は現地の薬局などで入手できます。
充電式カイロ
繰り返し使えて、ごみにならない。まさにエコなカイロが充電式カイロです。
充電の方法は大きく分けるとACアダプタで充電するタイプとUSBで充電するタイプとに分かれます。
エネループ電池を使用できるものもあるみたいですよ。
その他、モバイルバッテリーとして使うことができるものもあり、カイロなら冬場だけしか使いませんが、これなら他の時期にでも使うことができます。
充電式カイロのメリットとしては、温度が安定しており、中にはスイッチで温度を切り替えることができるものもあります。
充電式カイロのデメリット
充電式、ということはバッテリーが切れたら充電しなければなりません。
通勤などに使う分には問題はありませんが、キャンプなどで使用する場合は、電源が必要となりますので、電源があるサイトに宿泊するなどの手間がその分かかります。
長時間使えるものは、その分充電にも時間がかかるということも覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。低コスパの使いか捨てカイロか、お値段は張るものの、繰り返し使えるカイロかは使うシーンなどによって使い分けるのもいいですが、ここは一つ長く使えるものを大事に持っているのもいいと思います。
また、カイロは肌に直接長時間あてていると低温火傷を起こしますので、服の上に貼るなどの注意も必要です。
寒い冬に、お気に入りのカイロを探して使うのもまた楽しみの一つになりますよ。
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