最近、キャンプ場でもよく見かけるようになったワンポールテント。
一見、形も複雑で、設営も難しそう・・・。
でも、憧れのワンポールテント、見ているだけじゃなくていつかは実際に立ててみたい!そんな方たちに、今回はワンポールテントについてご紹介していきます。
初心者なら覚えておきたい!ワンポールテントって?
なんだあれは?とioも初めて見た時にびっくりしました、あの形。
名前、形通り「ワンポールテント」「トンガリテント」などと呼ばれていますが、「ティピーテント」などともいわれることがあります。
ティピーとは、本来はアメリカインディアンの中で、おもに平原の部族が狩りなどを行いながら移動するための、その移動用住居のことをいいます。
「モノポールテント」なんていわれることもありますね。
大きさも豊富なので、小さいものはソロキャンパーさんから、大きなものだと、もうたくさんのファミリーが一度に寝られちゃうぞ!なんてものもあります。
ワンポールテントの特徴
慣れてしまえば設営は簡単
名前の通り、ポールは一つなのであれをつないでこうして・・・あれ?このポールはどこにつなげるの?と悩むことはありません。テントの生地をペグで打ち、真ん中にポールを立てれば設営は完成・・・。
言葉で言ってしまうと簡単ですが、逆に言えばポール一本のため、設置場所はかなり注意して選ばなければなりません。平らな場所で、ペグが打てる硬さの地面、そして広がり方も大きいものがあるので、広さもある程度必要となってきます。
雨・風に対しては?
高さがある分、風が吹くと倒れてしまうんじゃないかと思いますよね?しかし、多くのペグでテントを固定しているため、実は逆に風には強いんですよ。なので、設営時のロープの張りや、ペグの打ち込まれ具合をよく確認する必要もあります。
雨は、というとキャノピーがついていな場合は、入り口に雨除けがないのでそのまま雨が入り込んでしまいます。インナーテントを使用していない時もしかり、雨が入り込んできて今います。
雨の時にはタープを使ってキャノピーのようにしておくと、入り口が雨でぬれることが少なくなりますよ。いわゆる、「小川張り」ってやつです。
ワンポールテントのデメリットとは

出典:fierdoor.com
ペグ命
先にお話しておりましたが、ワンポールテントはテントの生地についたロープで、地面に打ったペグと固定して、張り詰めて立たせるのが基本です。
なので、ペグがないとお話になりません。ペグを打つ際の地面によって、ペグの種類も変わってきます。
「あ、折れちゃった・・・」
なんてペグが足らなくなることも可能性は大。
地面にあったペグは何種類か持っていく必要がありますし、何本かの予備も必要となります。
設置場所が限られる
ペグを多く打つため、一度設置した後に場所を変更するとなると、かなり難儀なことになります。なので、設置場所を慎重に選ばなくてはいけません。
地面に傾斜がある場合も、ロープを均一に張ることができないため、ゆがみが出てきてしまいます。岩や木の根などがない平らな場所を探して設置してください。
デッドスペースがある
ベル型と呼べれるものだと、高さがある程度確保できるので荷物の置き場所などに使えますが、ティピー型などでは隅が低くデッドスペースができます。
大きさを選ぶ場合、円周の大きさできめるのでなく、円の中に入る四角形がどのくらいの大きさになるのか、そこを考えて選ばないと
一人寝れねえじゃん
という困った事態が起こりかねません。気をつけましょう。
オススメのワンポールテント
エクスカーションティピー

出典:COLEMAN
ペグダウンがわずか6ヶ所で済み、設営も比較的簡単なので、初心者向けのテントと言っていいCOLEMANのワンポールテント、エクスカーティションティピーです。
このテントの特徴は、なんといっても前室があること!この前室のおかげで、雨の日のテントの出入りや、靴の置き場所などに頭を悩まさずにすみます。
別売りのグランドシートなら、サイズもぴったりなので下からの熱気や湿気からもガードできます。
価格もリーズナブルなので、初めてのワンポールテントならば一見の価値あり!です。
325であれば、4人は楽に入れる大きさ。210ならば、ソロキャンパーさんやカップルにおすすめです。
ピルツ9-DX

出典:CAMPAL ONLINE STORE
キャンパルジャパンの、8角錐のテント、「ピルツ」です。この9-DXは4人用ですが、19-20人用なんてサイズのピルツー19もあります!
画像でもわかるように、こちらのテントはひさしがあります。まぶしい君の瞳・・・じゃなくてまぶしい日差しや、小雨などから入り口を守ってくれます♪
グランドシートをめくることによって、テントの中に土間を作ることもできます。アレンジの仕方によって半分土間とか、自分だけのプライベートな空間をつくることもOK!
グランドシートだけでなくインナーや防水シートのオプションもあるのでご安心を。
「ピルツ」とは、ドイツ語できのこという意味です。この名前の通り、かわいらしさもキャンプ場で目を引くものとなっています。
REVOルーム4プラス
UNIFLAMEのREVOルームはタープのメインポールにぶら下げて設営することができます。なので、タープの貼り綱の内側に設営することができるので、カンタンに設営ができます。
前室が210センチも出ているので、雨天時の靴を置いておく場所にも困りません。
嬉しいのは付属のグランドシートや、インナーテントなどはバックルやS字フックでつけるだけ。
こんな簡単な設置なら女性でもできそうだよ!
BIG ONE POLE TENT
DODのBIG ONE POLE TENTは8人が就寝可能。広々使うには4人ぐらいの使用が最適。
前後に入り口があり、大勢でも、出入りしやすいようになっています。
インナーテントはオールメッシュ仕様なので通気性は抜群。インナーシートのみの使用もできるようになっています。
ノルディスク アルフェイム・アスガルド
100年以上の歴史を持つ、北欧ブランドのノルディスクのアルフェイム。最近はアスガルドがキャンパーに人気があるとして注目されていますが、このシンプルな形は飽きずにずっと長く使い続けることができますね。
ポリコットンという素材で、夏は涼しく冬は暖かく、結露もしにくいので快適にすごすことできます。
こちらがアスガルド。いわゆる「ベル型」と呼ばれる形で、壁際の立ち上がりにより、デッドスパースを有効に使うことができます。
アスガルドはテクニカルコットンを使用。撥水効果が高いので、よほどの悪天候出ない限り、雨天時の使用には問題なさそうです。
最近のグランピングではこの形を使っているところが多いですね。アスガルドに比べると、アルフェイムは高さは低くなるので、有効スペースをよく考慮して選んでくださいね。
まとめ
いかがでしたか。
少しお値段が高いものもありますが、ワンポールテントは慣れてしまえば設営が簡単ですし、デザインや機能性は魅力的なものが多いです。
購入する際には、テントの中の使い方などで変わってくる広さ、グランドシートの使用方法なども比較してみたほうがいいでしょう。
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