水筒にスポーツドリンクはダメなの⁉その理由とスポーツドリンクOKの水筒

息子が部活をするようになり、夏になってから学校にスポーツドリンクを持っていきたいと言い出しました。（学校へスポドリを持っていくのはOKとなっています）

ペットボトルのままだとぬるくなってしまうので、水筒に入れていきたいという話でしたが、みなさん、一度は聞いたことがありませんか

水筒にスポーツドリンクをいれたらダメ！

というセリフを…。

私は確か子どもがまだ小さいときに出掛ける際にベビーポカリを水筒に入れていこうと思った時に旦那に言われたんですよね。

はて？でもなんでだめだったんだっけ？

そこで、今回は私の記憶のおさらいと共に、どうして水筒にスポーツドリンクをいれたらダメなのか、その理由についてわかりやすく解説していきます。

水筒にスポーツドリンクを入れたらダメな理由

水筒にスポーツドリンクを入れたらダメ、そんな話を聞いたことがありませんか？

でも、そんなこと言われたら

って思いますよね？

でも、実際にはすべての水筒がNGなのではなくて

中が金属製の水筒にスポーツドリンクを入れてはダメ

なのです。

しかし、最近では中が金属製の水筒でもコーティングが施してあり、スポドリを入れたからといってすぐに健康被害が出ることは少ないようですが、それでもお手入れを怠ると健康に被害を及ぼすことになってしまいます。

理由その1・糖分によりカビが発生する

代表的なスポーツドリンクに含まれる糖分を下記の表に挙げてみました。

	ポカリスエット （500ml）	アクエリアス （500ml）	アクエリアスゼロ （500ml）	ラブズスポーツ (555ml）
糖質	31.0ｇ	23.5ｇ	3.5ｇ	18.9ｇ
角砂糖	約６個分	約４個分	約0.5個分	約３個分

表からわかる通り、ゼロカロリーのスポドリでも糖質はわずかですが含まれています。

この糖分は細菌やカビの大好物。少しでも残ったものを放置しておくと、細菌やカビが繁殖しやすくなり、次回使うときに臭いがしたり、味が変化してしまうことがあります。

これは、金属製の水筒に限らずすべての水筒においても洗わずに放置はカビルンルンまっしぐらになるのは必須。

理由その２・塩分によりサビる]

スポーツドリンクには、汗をかいて失われたナトリウムやカリウムを補うために塩分が含まれています。

この塩分が金属にくっつくと、その金属は錆（さび）てしまいます。少しの傷があってもそこからサビやすくなるので、注意が必要です。

サビは少量であれば健康に害はないとされていますが、それでも大量に摂取するとやはり体にはよくありません。下痢や嘔吐することも…。

しかし、最近の水筒は金属製でも中にコーティングがされていることが多く、すぐにサビてしまうようなことはありません。

ただ、昨年使ってしまったままだった、なんていうときには内側をよく確認してから使うようにしましょう。

理由その３・金属が溶け出すというのはウソ⁉

以前は「スポーツドリンクを水筒に入れると金属が溶け出して中毒になる」と言われていました。

しかし、最近販売されている水筒では、前述した通り、内側にコーティングされている水筒がほとんどなので、金属が溶け出すのはウソ…とまでは言い切れませんが、スポーツドリンクを入れたからといってすぐに金属が溶け出す、ということはありません。

ですが、傷がついてサビていたり、長時間の使用ではそこから金属が過剰に溶けだし、身体に影響を及ぼしてしまう恐れは十分にあります。

それはスポーツドリンクが塩分を含む酸性の飲料であるため、長時間の使用や、内側に傷があった場合、金属を溶かしてしまう恐れがあるからです。

何度も記述していますが、長時間使わなかったり、今シーズンに久しぶりに使う場合は、使用前に必ず内側のサビや傷を確認してから使うようにしましょう。

水筒にスポーツドリンクを入れたらダメな理由まとめ

以上がダメと言われている理由です。

スポーツドリンクがOKな水筒の見分け方

一番わかりやすい方法は

・スポーツドリンク対応
・スポーツドリンクOK

などと書いてあるもの。
スポーツドリンク対応のものは内側のステンレスにフッ素加工がしており、サビを予防してくれます。

ZOJIRUSHI（象印）ではラクリアコート+（プラス）という防サビ性能がついているものも、スポーツドリンクOKとなっています。

サーモスではステンレス製水筒・ジャグはすべてスポーツドリンクOKと公式HPに表記されていますね。

スポーツドリンクOKな水筒・ZOJIRUSHI（象印）

・ステンレスクールボトル　SD-HA10・15（小学生高学年・中学生向き）

・ステンレスマグ　SM-WG48（小学生向き）

・ステンレスマグ　SM-UA48（小学生低学年・幼児向き）

ZOJIRUSHI（象印）のステンレスクールボトル・ステンレスクールマグは内側が「ラクリアコート+（プラス）」となっていて、スポーツドリンクなどの塩分によるサビに強くなっています。

ちなみに我が家の息子が使っているのものです。
・ステンレス クールボトル　TUFF／SD-FX10、SD-FX15《保冷専用》

息子が小学一年生の時にサッカー少年にあこがれて、大きなスポーツタイプを欲しがったので購入したもの。

今回何年振りかに出して、確認したらスポーツドリンクOKになっていたので、そのまま使うことにしました。
象印のオンラインショップではもう取り扱いがありませんが、Amazonなどではまだ取り扱いがあるようです。

スポーツドリンクOKな水筒・THERMOS（サーモス）

THERMOS（サーモス）のステンレス製の水筒は基本すべてがスポーツドリンクOKとなっていますが、その中でもスポーツタイプの水筒を集めてみました。

・真空断熱スポーツボトル FHT-1002F

・真空断熱スポーツボトル FJR-500

・真空断熱2ウェイボトル FJJ-801WF

最後に

水筒にスポーツドリンクを入れていければ、しばらくは冷たいまま飲むことができます。
しかし、水筒にスポーツドリンクを入れてはいけないという話は以前では結構聞かされてきた話でした。

現在では、ほとんどの水筒でスポーツドリンクが対応可のものになっています。

ただし、過信は禁物です。

洗うときなども金属製のたわしを使ったり、目の粗い、硬いスポンジを使うなどすると傷をつけてしまいます。

その傷からサビが発生し、長時間使用すると金属が溶出してきますので、丁寧に毎回きちんと洗浄、乾燥させるようにしましょう。