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全国手話検定と手話技能検定の違いを比べてみた

手話
3年前、障害をもつ娘のために手話で会話できたらいいなと思い、手話検定を受けようと思い立つ。
しかし、1ヶ月もしないうちに挫折。
3年たった今、娘の卒業式で先生方が手話で生徒に解説している姿を見て、生の手話に大感動する。
やはり、手話にはいろんな可能性を秘めているのではとコーフンして鼻の穴が膨らみ、もう一度リベンジするべくブログに学習進捗や備忘録としてブログに残していくことにしました。

ちなみに、今回私が受けようとしているのは「手話技能検定試験」です。

理由は、1.手話通訳士の方が「NPO手話技能検定協会で試験問題を作る仕事をしていた」というブログを見つけた。2.難易度が全国手話検定より高いという噂を聞き、どうせなら高い方に挑戦しようと思った。そして、最後の一つは

「実は全国手話検定を以前に受けようと思っていた。」

からです。これ、すっかり忘れていたんですが、この記事を書いているうちにいろいろ思い出して、そういえば全国手話検定試験のテキストを購入したことがあったんですよ。

しかし、普通だったら、「それ使ってもう一度リベンジするんじゃないの?」と思われるかと思いますが、挫折してしまったものをもう一度やる勇気は残念ながら持っておらず(ただのわがままですが)。心機新たに新しいものに挑戦したかったのです。

ただ、ここに来られた皆様にはそんな私の理由なんて無視していただいて、下記の記事を参考にしていただければと思います。

手話検定の種類は二つ

手話検定と呼ばれる試験は現在2種類あります。

・全国手話検定試験(手話検定)

・手話技能検定試験

です。

つむぎ
つむぎ

全国手話検定と手話技能検定って何が違うんですか。

はい。多分この二つを検索したほとんどの方がこの疑問にぶちあたると思います。

それでは全国手話検定と手話技能検定の違いを比較していきましょう。

全国手話検定試験

・主催 社会福祉法人全国手話研修センター

全国手話検定試験は、手話の知識だけではなく、面接委員と手話で会話をすることで、聴覚障害者と手話でどの程度コミュニケーションできるのかを6つのレベル(級)で評価認定することが目的です。

試験方法・試験日

・試験方法 
会場試験・インターネット試験

・試験日 
【会場試験】
年1回開催(毎年10月頃級によって日が異なる)
6月中旬~8月中旬申し込み受付
【インターネット試験】
年1回開催(毎年2月頃)。申し込みは前年の10月中旬からHPにて受付。

受験料

受験料は2024年度に改定されました。

  一般  小・中学生 
5級    4,700円  2,700円
4級  5,300円3,300円
3級6,000円4,000円
2級8,000円6,600円
準1級9,300円8,000円
1級10,600円9,300円

試験レベル

【初級~中級レベル】

5級 
聴覚障害者との会話に興味がある。自己紹介(日常のあいさつ、自分の名前や家族、誕生日、年齢、仕事、住所)などのを話題に、手話で会話ができるレベル。

4級 
聴覚障害者と会話をしようとする。家族との日常生活で身近な生活体験などを話題に手話ができるレベル。

3級
聴覚障害者と積極的に会話をしようとする。日常生活で身近な生活体験や社会生活の体験を話題に手話ができるレベル。

【上級レベル】

2級
社会生活全般を話題に手話で簡単な会話ができるレベル。

準1級
社会活動の場面を話題に会話ができ、かつ一部専門的な場面での会話ができるレベル。

1級
あらゆる場面の会話に関わるトピックでよどみなく会話ができるレベル。

合格証

全国手話検定試験に合格するとカードの合格証がもらえます。(無料)

手話技能検定

・主催 NPO手話技能検定協会
手話技能検定は手話の技能能力を測定する試験です。
誤解されている方が多いのですが、手話技能検定試験は手話通訳となるための技能を検定するものではありません。
手話を学習した人がどのくらい手話能力が高まったのかを知るための試験になります。

試験方法・試験日

・試験方法 
会場試験・インターネット試験

・試験日 
【在宅試験】
7級のみ
いつでも受験可能

【会場試験】
3.4.5.6級のみ
年2回開催(毎年3月と9月)
・申込期間
3月試験 前年11月~翌年1月中旬
9月試験 5月~7月中旬

【web試験】

1・2・3.4.5.6級
※1.2級はweb試験のみ

3.4.5.6級
年2回開催(毎年3月と9月)
・申込期間
3月試験 前年11月~翌年1月中旬
9月試験 5月~7月中旬

1・2級
年2回開催(毎年11月頃)
・申し込み期間
6月中旬~8月頃まで

受験料

  級     受験料   
7級2,000円
6級5,000円
5級6,000円
4級6,500円
3級7,000円
2級9,000円
1級11,000円

試験レベル

【初級レベル】

7級
50音の指文字の基本形、濁音や半濁音以外をゆっくりと読み取り、表現ができる。

6級
50音の指文字の基本形、濁音、半濁音を含み、千のくらいまでの数字、日常的な単語の読み取り、表現ができる。

5級
自己紹介、挨拶、趣味などに関係する質問、応答ができるレベル。

【中級】

4級
店舗や窓口などで簡単な接客の会話ができる。数字を使った日付、時間、金額などが表現できる。

3級
具体的な接客の会話ができる。道案内ができる。会社や学校、手話サークルなどで会話できる。

【上級】

2級
日常生活や仕事場(病院や学校など)で必要とされる具体的な会話を自由にこなせて会話できる。

1級
日常生活や仕事場などあらゆる場面でも高度で具体的な会話を自由にこなせる。

合格証

手話技能検定の合格証はすべて有料。
・カード型 770円
・賞状 770円
・缶バッジ 級によって値段が異なる770円~990円

ちなみに、手話を勉強していることをアピールできる「手話勉強中」の缶バッジも販売していますw
お値段は660円。

全国手話検定と手話技能検定の難易度の違い

難易度で言えば、手話技能検定の方が高いようです。

全国手話検定の準1級は手話技能検定の3級に相当すると言われています。

どちらかを選ぶ基準としては、自分が手話を通してどこまでレベルアップしていきたいかの違いだと思います。

聴覚障害者の方たちとお話できるようになりたい、というレベルであれば全国手話検定がいいと思いますし、手話通訳など手話を通じて仕事にしたい、という方なら手話技能検定がいいと思います。

しかし、上記だけでひとくくりにしてしまうのではなく、機会があればそれぞれのテキストなどを見て自分にしっくりくるものを選ぶ、または受験方法、受験料などで選んだ方もいるので、いろいろ比較検討してみるのもいいと思います。


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