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節分とは?豆まきの由来など、子どもに簡単に説明できる文章もついてます

暮らし・生活

日本人の年中行事としてなじみの深い「節分」。

今さらながら、どうして節分の日に豆まきをするんだろう、と疑問に思いませんか?

今回は、節分や豆まきの由来などをご紹介しながら、子どもにも説明できるような簡単な文章も添えてみました。

 

お子様に聞かれたときなどには、この文章で伝えるとわかりやすいと思います。

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節分の由来

 

本来節分とは、字のごとく「季ける」という季節の移り変わりを指しています。

この季節の変わり目というのは立春・立夏・立秋・立冬の前の日のことをいいますが、その中でも春は旧暦で新年の始まりでもありました。

 

それにより、立春の前日は太陰暦の大みそかにあたる大きな節目となるため、特にこの日を節分として重視したのです。

また、この大みそかには普段隠れている鬼や魔物が現れやすいとされておりました。

 

節分当日の夜は年越しとよばれ、民間の間で邪気を払うため柊(ひいらぎ)の枝にいわしの頭をつけて門戸の飾り、日暮れには豆まきを行う習慣ができたのです。

子供向け「節分とは。」

季節が変わるときが初夏秋冬あるけれど、特に春がくるよ、と言われている日は昔はとても大事な日とされていました。
そして、昔の人はその大事な日の前には、鬼がくると信じていたのです。

だから、豆をまいて(ぶつけて)鬼を追い払おうとしたのです。
そうした習慣から、季節が変わるとき(節分)の日に豆をまくようになりました。

豆まきの由来

豆まきは、古代中国から伝来した風習で、「追儺(ついな)が起源です。

日本では慶雲3年(706年)に文武天皇が宮中で初めて行ったと言われています。

 

平安時代では、鬼払いの役人がおり、その役人が弓と屋で魔物を追い払っていましたが、次第に豆に変わり、庶民に広がっていきました。

 

何故豆?と思いますよね。
実は豆には邪気を払う力があるとされ「生命力」を意味していることから豆が使われていったのです。

そんな豆を鬼に向かってまくことにより、「魔目(まめ)」(魔物の目)に投げて「魔滅(まめ)」(魔物を滅する)という意味にも置き換えられることから、豆をまくようになったんですね。

子供向け「なんで豆をまくの?」

豆は、鬼や悪いことを追い払ってくれると言われています。
なので、豆をまいて福をよびよせ、健康などを願うようになったのです。

節分の豆は大豆だけ?

 

我が家の住んでいる地域では、私が生まれたころから節分の豆まきには大豆を使用していました。

しかし、ここ最近、ニュースなどでも「落花生」をまいている地域があると聞いてびっくり!!!
まあ、落花生を使っている地域の方にしてみれば「大豆を使っている方がびっくりだよ!」といわれると思いますが・・・。

 

どうやら、東北より北の地域と宮崎・鹿児島などでは落花生を使っているようですね。その理由としては、「拾いやすいから」ということらしいです。

 

その他、落花生だとからがついているので、衛生面からみてもこちらの方がいいという意見も。

確かに小さいお子様や、ワンちゃんなどがいるお家では落花生の方がよいかもしれませんね。

豆は炒ってから・歳の数だけ食べる

豆まきの豆(大豆)は、必ず炒ったものをまくようにしましょう。

 

豆を炒るということは、魔目を射るということに通じると言われています。また、生の豆の場合、まいたあとに拾い忘れたものなどがあると、そこから芽が出てきてしまうことがあります。

 

豆から芽が出てくることは縁起が悪いと言われており、、災難をよけるために豆まきの豆は炒るようになりました。

 

そして豆まきの豆って、まいた後にたべますよね。
その時に生の豆だと食べることができないので、必ず炒ってから使うようにましょう。

 

食べる豆は「福豆」とよばれ、食べることで福を招き、一年無病息災で過ごせると言われています。
スーパーなどで売られている、節分用の豆にも「福豆」と書いてあるものが多いですよね。

 

豆を食べる数は、数え年の数だけ、と言われています。

数え年とは、生まれた年を1歳として数えます。

なので、現在の年齢に1歳足した数が数え年です。

 

でも、私なんてもういくつ食べればいいのやら・・・とちょっと数えるのが気が遠くなりそうな年齢なので、おいしく食べられる分だけにしておこうと思います^^;

豆は誰がまくの?いつ?場所は?

豆は誰がまくか。

これは地域によって違いがあります。

場所により、一家の長である父親。というところもありましたが、我が家ではその年の「年男」や「年女」がいると、その本人がまいていました。

 

最近では、父親がこっそり鬼役をやらなくていはいけないので、まめをまくのはもっぱらママと子ども・・・なんてところが多くなりましたね。

 

お父さん、ご苦労様です。

 

豆をまく時間は、鬼が動きだす夜から。

我が家は夕飯を終え、片付けがおわったら「さあ、やるか」という感じで行っていました。
当時は、平日だと父親が仕事から帰ってきてからやるから夜なんだ、と思っていましたが、ちゃんといわれがあったのですね。

場所は、一番奥の部屋から玄関に向かってまくのが一般的です。
家の奥に隠れている鬼をだんだん追い詰め、玄関から追い出すので豆をまくときには玄関のドアは開けましょう。

寒い!と玄関を閉めてしまうと、鬼は逃げ出さず、家の中でウヒヒと隠れているかもしれません!

ただし、夜なので開けっ放しは危険です。
最後、玄関にまくときだけでもいいと思います。
そう、追い詰めてから…です。

柊鰯って知ってますか?

 

柊鰯は「ひいらぎいわし」と読みます。

 

昔から、臭いものや先のとがったものに魔よけの効果があるとして、節分には柊鰯が使われていました。

 

「鰯の頭」は臭いもの、とがったものは「柊」を指していて、焼いた鰯の頭の臭いで鬼をよけたり、とがった柊の枝で鬼の目を刺すといわれています。

 

しかし、これは日本各地で行われているようではなく、他にも臭いものやイワシのしっぽを飾ったり、鰯を食べるところもあるようです。

 

柊鰯は玄関や、玄関の中に飾りますが、飾る日は、一般的には節分の日からその翌日(立春)までと言われています。

しかし、こちらも地域や家庭によって変わってくるようですね。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか。
今回は節分についてまとめてみました。

 

豆まきにはいろいろな由来や意味があり、健康に過ごせるようにと願いが込められている行事だったのですね。

 

最近では、豆まきを行う家庭が少なくなったと言われています。
夜の豆まきがうるさい、などの問題もあるみたいです。

でも、年に一度のことなので、ぜひみんなで豆をまいて節分を家族のコミュニケーションの一つとして楽しんでいただけたらと思います。

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