我が家の息子もついに「スマホが欲しい」と言い出しました。
スマホは現代社会で欠かせないツールとなりましたが、中学生がスマホを使用する際にはルールを守ることが重要です。
特に、中学生がスマートフォンを正しく使用するためのルールをしっかりと理解しておくことが求められます。
今回はこの記事で、「中学生のスマホ ルール」について、どのようなルールを決めていけばいいのか、我が家で作った契約書の内容をヒントにして考えてみてください。
1. なぜ中学生にはスマホルールが必要なのか
まず、中学生のスマホ利用についてのメリットとデメリットを挙げてみました。
スマホを持つことで、友達などとの連絡が容易にできるようになります。
また、災害などで家族の居場所が把握できなくとも、スマホで安全確認が取れることもあります。
また、今自分の子どもがどこにいるのか、スマホを持たせることによって確認ができる、というのも中学生がスマホを持つメリットととして挙げられています。
デメリットとして、多分親御さんが一番心配しているのが、SNSでのトラブルかと思います。
匿名で一度も会ったことのない人と会話できるということが、どれだけ危険なことかまだ理解できないまま、それが魅力となってしまうのが中学生、高校生です。
確かにメリットもありますが、こういったトラブルなどにあわないために、前もって守ってあげられるのが、家族で決めたルールなのです。
中学生のスマホルールを作るときのポイント
中学生のスマホルールを決める!といっても、子どもたちにとってはうるさい存在になりかねません。
しかし、事前に準備をしておくことでスムーズにルールをつくることができます。
ルールの目的を明確にする
「どうしてスマホのルールが必要なのか」その目的をまず明確に伝え、理解させることが重要になってきます。
親のエゴではなく、客観的なスマホの危険性を伝えると子どももルールの必要性を理解しやすくなると思います。
我が家では、スマホのSNSで起きた事件などがニュースで流れると大げさにびっくりして「これは怖いことだねぇ」と子供と一緒に話していました。
一方的に伝えるのではなく、一緒に危険なこととして感じる機会を作るのもいい方法だと思います。
中学生の子ども本人の意見も聞く
子どもは決められたルールって嫌いなんですよね。
だって、自分の意見がどこにも入っておらず、どうしてこんなルールなんだろう?と疑問に思うものもあることでしょう。
なので、ルールを作るときにはルールの目的を伝えてから、「あなただったらどうする?」と一旦聞いてみてください。
どちらかが一方的に決める、一方的に我慢するなどといった内容では、いつしか子どもは絶対に隠れてルールを破ります(断言)。
一緒に考えて作り上げたルールなら、本人も納得できているはずですから簡単に破ろうとはしませんよ。
中学生のスマホルールの内容
ここからは、ルールの内容を具体的にご紹介していきます。我が家での場合もご紹介しているものもありますが、参考程度とし、各ご家庭での場面などにあわせてください。
使用時間をきめる
スマホの依存を避けるためには、まず時間を決めるのが大前提です。
特に夜中、深夜に使用するのは避けたいところです。
スマホの使用時間を決めるときには
・時間帯で決める
・1日で使う時間を決める
のどちらかになると思います。
時間帯であれば、何時から何時までとか、1日で使う時間を決める(使用上限を決める)のであれば1日何時間まで、といった感じです。
我が家は時間帯で決めており、朝7時から夜の9時までとしておりました。
初めはその時間帯でしかWi-Fiがつながらないような設定にしておきましたが、最近ではその時間帯を守ることができるようになったので、Wi-Fiの設定は解除してあります。
逆に使用上限を決めると、途中でやめた場合に何時間使ったのか、あとどれくらい使えるのかとかの管理が親としても面倒でした。
「昨日の使っていない分は繰り越せるのか?」と言われたときには「もうそこまで管理できません…。」と心が折れかけました。
使用場所を決める
使える場所も決めておいた方がいいです。
家での場合と、外での場合とで決めておくのがよいですよ。
学校や塾では持ち込み不可のところもあるので、前もって調べておきましょう。
また、使用不可の場所もあえて決めておくのもポイントです。
我が家では、風呂、トイレなどはNGです。
私は、目の届くところで使ってほしかったのでリビングのみとしました。
ただ、勉強の時の調べもの、趣味の楽器で使いたいYouTubeなど、どうしても他の場所で使いたい時には許可を得てからならOKに。
(小声:この時には抜き打ち検査に行くことがあることを前もって言っておくこともポイントですよ)
使用場面を決める
ながらスマホを回避させるためにも、どんな場面の時にはつかってはいけないのかを明確にしておくこともポイントになってきます。
家でなら食事中や勉強中。外でなら歩きながら、自転車に乗りながらの使用は危険という説明も踏まえて禁止にしておいた方がいいです。
息子は特にテレビを見ながらYouTubeを見る…なんてことも多かったので、メディアは一つにすることにしました。
本当は、Switchやオンラインゲームなどをしている時も禁止にしようとしたのですが、友達とチャットをしながらゲームをしているようで、ゲームをしている時には1時間までという制限付きでOKにしました。
使わないときに置く場所を決めておく
使わないとき、もしくは充電するときにスマホを置いて置く場所を決めておくと、今スマホを持っているのか、それとも使っていないのかを親が把握しやすくなります。
我が家は基本リビングでしか使えないので、使わないとき、充電もリビングでするようにしています。
スマホでの危険なことを避ける行動について説明する
これが1番重要なことだと思います。
下記のことをきちんと伝えることにより、危険なことやトラブルに巻き込まれないように危機回避する知識が身につけば、親もそんな神経質に心配する必要もなくなってくるはずです。
これらの項目は必ず伝えてほしい内容です。
- 個人情報をまもること
知らない人に個人情報を教えることはしない。
たとえ友達でも、友達の友達…といつか知らない人にたどり着く可能性があるので、SNSなどで教えることはしない。
友達と撮った画像でも、個人情報が漏れるおそれのあるもの
(住所がわかる、学校がわかる、名前がわかる…など)はSNSにあげないこと。 - 知らない人からの番号にはでないこと。
- 知らない人からのチャット、メッセージには返信はしない。
- アプリを勝手にダウンロードしないこと
コミュニケーションについて考える
スマホで問題になっていることの一つとして、誹謗、中傷などが最近目立ってきています。
この機会に、家族でコミュニケーションについて話し合うのもいいことだと思います。
匿名だからとなんでも許されることではありません。
どんなことをしたら人が傷つくか、悲しむか、どんなことをされたら嫌なのか、子どもたち自身が自分で考えて答えを出してほしいところですよね。
友達とLINEなどで悪口が出ても、それに賛同してはいけないということを話しました。
友達が他の友達についての悪口に賛同を求めてきたとしても、興味がないことを伝えたほうがいいというアドバイスも。
悪口に賛同した時点で、同じ「悪口をいう仲間」になってしまう危険があることを説明しました。
我が家も子供とスマホの契約書を交わしました
言葉で言ってもお互い忘れちゃう。
紙で書いておいてもどっかいちゃう。
そういったことを防ぐ目的も踏まえつつ、契約書を交わすことにしました。
参考にさせていただいたサイトはこちら
けっこうガチな契約書で難しそう…と思ったのですが、内容をよく読むと「親があなたにスマホを貸している」という理念がとてつもなく胸にささったのです。
あなたのスマホではありません。
親が買って、貸してあげているスマホです。
だから大事にしてください。
こんな感じの文章で始まるんですよ。
そして、上記を参考にして(って、ほぼそのままな感じですが)子どもと話し合い、上記のヒントの内容もふまえました。
うちでも作りたい!と思われた方は、ぜひ上記サイトの契約書を参考にしてみてください。
中学生のスマホルールのポイントまとめ
便利ではあるけれど、知らないと危険なこともあるスマホです。
若いうちはまだそんな危険が潜んでいることを知りません。
やみくもにルールを決めて縛り付けるのではなく、まずは親から危険なことやトラブルが潜んでいること、親はそれをきちんと回避できていることをちゃんと伝えておくことも重要です。
子どもたちと一緒に考えて、納得できなければこっそりどこかで使うようになってしまいます。
そうならないためにも、子どもの意見も聞いてあげて、親子で約束を交わしてください。
この文章が参考になれば幸いです。
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