雨の日アイテムとして欠かせないのが傘。
一口に傘といっても子どもが持つ傘のサイズってなかなか適正サイズが分からないですよね。
大きすぎると負担になりそうだし、小さすぎたら濡れてしまうだろうし。
毎日は使わないものなので、なるべく長く使えるものがいいし…。
今回は、そんな疑問にお答えするべく、傘のサイズの選び方、おすすめサイズや選ぶ時のポイントなどをご紹介していきます。
子どもの傘、サイズの選び方
子どもの傘のサイズ。
サイズがあるっていうことはなんとなくわかってるけど、果たしてどの大きさがあっているのか迷いませんか?
なんとなくさしてみて、体が入っていればいいかなーみたいな感覚で私も選んでいましたが、ちゃんと体に合ったサイズというのがあるんです。
傘のサイズ
傘のサイズ、表記されているのは直径や長さではないってご存じでしたか⁉
私は直径だと思っていたのですが、
実は一般的に「親骨」と言われている場所の長さのことだったんです。
「親骨」とは、
イラストのように傘の先端から骨の先までの「生地が貼ってある骨の部分」のことを言います。
傘に50㎝という表記があれば、その傘の親骨の長さが50㎝、ということなんですね。
直径や全長は傘のデザインによって変わってきます。
今後、傘を選ぶ時にはこの親骨の長さ=傘のサイズとなりますので、覚えておくといいですよ。
身長、年齢と傘のサイズの関係
子どもの傘のサイズを選ぶ時、おおよそ身長を目安に選びます。
最近では傘に適応身長が記載されていることもあるので、それを見ながら購入してもいいですね。
傘のサイズと適応身長の目安を下記の表で確認してください。
傘のサイズ (親骨の長さ) | 年齢 (学年) | 身長(目安) |
45cm | 4~5 | 90~105㎝ |
50cm | 5~6 | 105~120cm |
55cm | 小学校低学年 | ~140cm |
58cm | 小学校高学年 | 140~160cm |
60cm | 小学校高学年 | 140cm~ |
しかし、いちいちこの表を覚えておくのは大変なので、わかりやすくしてしまうと
「子どもの伸長の約半分の長さ」
とを目安に覚えておくと近いサイズの大きさが出せると思います。
ちなみにですが、大人用の場合だと
・女性58~65㎝
・男性65~80㎝
のサイズの傘が一般的なようです。
大人が使う場合はあまり大きさにこだわらず、用途で選ぶことも多いですよね。
私も傘をさせない娘と一緒に歩くには大き目がよかったので、80㎝の傘をさしています。
一年生にあう傘のサイズは?
上記の表からもわかるように、小学一年生だと年齢からみて50㎝~55㎝が最適な大きさになります。
ただ、ランドセルを背負うことを考えると、これで濡れないか心配になりつい大きいものを選びがちになりますが、身長120㎝でも55㎝の傘でしたら、ランドセルはカバーできる大きさです。
あまり大きいと重さが増えたり、視界が悪くなったりするので大きければいいというわけではありません。
子どもの傘、選ぶ時のポイント
さて、大きさの目安が分かったところで次はどんな傘をえらんだらいいのか、子どもの傘を選ぶ時のポイントをご紹介します。
素材
素材といっても生地の素材と、骨組みの素材と2の違いで選ぶ必要があります。
生地の違いだと、一般的に多く使われているのは下記の2つ
・ポリエステル
・ナイロン
ポリエステルは普段私たちが使う傘のほとんどに使われている生地です。少しカサカサした感じの記事ですよね。
この生地は安価なので、ポリエステル製の傘は比較的安く買い求め安くなります。
昔は傘といえばナイロン製がほとんどでした。しかし、生地が高価であるのと、湿度に弱く縮むという習性があるため、今では高級傘として使用されるのがほとんどです。
子どもたちが使う傘であればポリエステルの傘で十分です。
骨組みの素材の違いは
・鉄
・アルミニウム
・グラスファイバー
・カーボンファイバー
などがあります。
上記のなかでも多く使われているのが鉄です。
鉄はさびやすいので、濡れたらすぐに乾かすことが大切です。
軽さが売りのグラスファーバー、カーボンファイバーの傘は比較的高価な傾向があります。
開閉のしやすさ
子どもの傘を選ぶ時、開閉のタイプは
自動?手動?
で迷う方もいると思います。
確かに自動のほうが簡単です。しかし、勢いよく開くため、周りに人がいないか、開いたときに他の子にあたらないか、配慮ができることが確実になってからのほう友達とのトラブルも低くなります。
また、自動タイプは閉じるときにストッパーに止めるまでにはちょっとした力の入れ具合とか、コツが必要になってきます。
初めて自動タイプを使う前に、お店で少し練習してみたほうがいいかもしれませんね。
手動でも、もちろん周りへの配慮は必要になってきますが、自動ほどではありません。
低学年のうちは手動タイプのほうがおすすめです。
歩きやすさ
ランドセルを背負って、両手が開いている状態とはいえ、まだまだ子どもにとって傘とは歩きやすいアイテムとはいえません。
ここでいう歩きやすいものというのは、傘の全長があまり長くないものがいいと思います。
傘の全長が長くなるほど、傘を開いたとき風の抵抗を受けやすくなるので、傘がおちょこになってしまったら、風のあおりを受けて転倒してしまう恐れもあります。
また、子どもの用の傘には生地の部分が一部透明になっているものがあります。
このタイプの傘だと、風が強い日などに傘を前向きにさしても前が見えるので、安全です。
低学年のうちはこういう傘を選んであげてもいいと思います。
色
傘の色は、もちろん本人のお気に入りでもよいのですが、雨の降る暗い日などは他の歩行者や車も視界が悪くなるので、見つけやすい色が安全対策になります。
見つけやすい色といえば、黄色、赤、ピンク、水色など明るいはっきりした色がおススメです。
反射板がついているものであれば、暗い道でも安心ですね。
名前の付け方
子どもの傘に名前をつけるのには、フルネームを付けない方がいい?
名前の付け方については下記の記事で詳しく紹介しています。
子どもの傘、お手入れ方法
普段のお手入れ
普段のお手入れは、濡れたら乾かす。これで十分です。
また、38度くらいのぬるめのシャワーのお湯で傘をサーっと洗ってあげると実は傘が長持ちするんです。この時に洗剤などを使うとコーティング剤がはがれてしまうので、使わないようにしましょう。
撥水効果がなくなってきた場合には、ドライヤーを10㎝くらい離した状態で20~30秒ぐらいあてると効果が戻ってくることがあります。
あまりやりすぎると、生地を傷めてしまうので様子を見ながらドライヤーをかけるようにしてください。
生地を傷めてしまうNG行為
ハンドクリームやヘアクリームなどがついて手でさわらること。
これはNGなので、しないようにしてください。
クリームなどの油分が撥水効果を弱めたり、生地を傷める原因になってしまいます。
子どもの傘、おススメをご紹介
ここからは子どもの傘のおすすめをご紹介します。
・小川(ogawa)Cynthia(シンシア) 子供用 長傘
前後部分に前後が見やすい透明の窓がついています。窓の裾部分には反射テープがついているので、暗い道でも安心です。
OUTDOOR PRODUCTS(アウトドアプロダクツ) 長傘
こちらも生地の一コマが透明窓になっています。
シンプルながらも、はっきりとしたカラーが揃っており、ブルーのほかに、ネイビー、グリーン、イエロー、ピンクなどがありますよ。
スケーター(Skater) ビニール 傘 はらぺこあおむし
子どもたちが一度は読んだことのある、あの絵本のキャラクター「はらぺこあおむし」が描かれているビニール傘です。
骨がグラスファイバーで軽く、ジャンプ(自動)タイプではないので、取り扱いがしやすくなっています。
クラックス(CRUX) ミルキートーン グラデーション
a.s.s.a(エイ エス エス エイ) 子供傘
こちらも一部が透明窓になっている他、UVカット機能があるので日傘として使えますし、撥水加工もあるので雨天でもしっかり使える傘です。
丸みのあるパーツを使用しているので安全面でも高い傘として人気があります。
お名前は内側に書ける仕様になっています。
傘の名前の書き方で疑問に思うことがあったら、下記の記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
今回は子ども用傘のサイズの選び方、おすすめサイズや選ぶ時のポイントをご紹介しました。
新入生などはまだ傘の取り扱いに慣れていないことがおおいです。登下校などでも快適に傘をさして歩けるように、お子様にあったサイズをみつけてあげてくださいね。
この記事を読んで、雨が降っても楽しく過ごせるような傘が見つかれば幸いです。
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